十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十四年 十二月十八日

十二月十八日土曜 晴
  朝からとても良い天気でした。雪がとけはじめた。四五寸降った。

  子供達の着物を裁った。

  きなこ、まめごをついた。まめごは夜九時半すぎまでかかつた。

    米代 一千四百円

    計  一四〇〇円

 

十二月十九日日曜 晴

  今日は日曜日なのですすはきをしました。正子と二人でふきかたをした。

  夕方はさつぱりとかたついて気持ちよくごはんを食べました。風呂をたてました。

 

十二月二十日月曜 晴

  せんたくをしてから相川へ砂とうの配給に行って来ました。

  くし・歯ぶらしなどを買って来ました。

  しば山は今日で刈り終わった。

    計 二百五十円