十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十五年 二月二十六日

二月二十六日木曜   晴
  こやしを正子と二人ではこんで、さき山をまいた。
  夕方までかかった。
  たたみをへがしました。
 
 
  今日は、いもまきでよごれたものをせんたくした。
  やき山の小さい畠をうなった。
 
 
  朝、やき山へこやしを馬でつけてもらった。
  一人で金肥でまいた。
  正子は青年団のいもまきにいった。
  夕方おかをどがかへって来た。
 
    千二百円
 
 
  今日から麦の草取りをはじめました。
  ことしはさっぱり立たないので坂通を一日で終わった。
  米の配給にいってきた。
 
    米十日代金
      一千四百円