十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十五年 四月十四日

四月十四日 晴
  ひる前はせんたくをした。午後からさき山へ「うり」をまいて来た。


四月十五日(水) 曇
  磯へ行った。潮はとてもひいた。わかめ取りを一人づつでて男の人達がとった。
  夕方、前の山へいって「ゴマ」をまいて来た。
  おかからかへった。
      しらす、いそもの合わせて
      合計八千円也


四月十六日木曜 曇
  今日もいそへ出た。
  正子は相川へ人夫に出た。田へ満男といった。
  竹を積んでいった。
  石巻から木綿うりが来た。六百円代買った。