昭和二十五年 六月十日
六月十日月曜 晴
はやす峯のいもほり十五ばかりとった。
やき山手まえから十五、
向こふから十四ばかりとった。
六月十一日火曜 晴
いもほりの向こふの畠は大きくてほりやすかった。
お昼前でいもほりを終わった。
やき山のさつまいもの草取り。
男たちは公釣りにいった。
六月十二日水曜 晴
青年団のいもほりで正子はいったし、
今日はじめて「おをなは」にいった。
さっぱりとれなかった。
六月十三日木曜 晴
かぜとりの開口である。
組合から砂安一俵きて分けた。
はやす峯の夕日にふってきた。
かぜをむいて、あとおしたくを手伝いした。
お父さんは三回目の収入役の職についた。
村会議員全員の一致した推薦でした。
議員の人々が七八人きてお祝いをした。
七月二十七日