十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十五年 八月十二日

八月十二日土曜 晴
 やっとはれ上がったのでこもや「す」などをあらった。
 彼岸の中日でした。
 はじめてつばき取りにいって来た。
 
八月十三日日曜 晴
 一日つばき取りをした。
 こもは今日まで全部洗って、ほし上げた。
 
八月十四日月曜 晴
 さき山の白菜の虫取りをした。
 午後から葉玉ねぎをまいた。
 
八月十五日火曜 晴
 婦人会の役員会で学校へいった。
 いろいろの行事を決定した。
 運動会に参加することにした。
 夜はまゆ勘定でみんなきた。
 たいしたお金をいただいてみんなよろこんで帰った。
 喜代子が石巻へいくのでおそくしばやへいって来た。
 
   まゆ代 四万円ばかり取った