十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十五年 十二月一日

十二月一日月曜 晴
 波立ちで相川へ着いたのでみんなでいった。
 久子が来て餅を食べた。
 
十二月二日火曜 曇
 小指前で魚、五、六本取って来た。
 沖網をさして来た。
 夕方、かみへ手伝いに行った。
 
十二月三日水曜 大雪
 朝かみへ行ってあと家へ帰って正子をやった。
 乳がいたんでとてもひどかった。
 
十二月四日木曜 曇・雨
 今日も寝てやすんだ。
 いくらかよくなった。
 
 正彦の服と小きれ、足袋
  合計 一千六百円
 
十二月五日金曜 晴
 お天気も良いので一日起きて
 いくらか気持ちもよい。
 魚は十八メ(※)渡し。
 (※は会の上部分に"二"という字)