十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十五年暮れ よいお年をお迎えください

八重子おばあちゃんの昭和二十五年。
今年の日記は二十九日で最終です。
もうすぐ昭和二十六年がやって参ります。
 
暮れのご挨拶にかこつけて・・・
 
このブログを書き始めた動機は、いくつかあります。
一つ目は、この日記を製本してご縁のあった人たちに配れたらなぁ、という思いです。
しかし、パチパチとテキストデータにしていくとどうも根気が続かない。
手をつけてはやめちまい、また手をつけては半年経ち。
・・・・・ご縁のあった人々はかなりの割合で高齢だ。やばい。
あ!ブログなら!
日記形式だから、こんなアタシでも少しずつ続けられるんじゃない?
というひらめきに導かれここまでたどり着けました。
 
二つ目は、もしかして誰かもこの日記に興味をもってくれるかもという期待です。
結果は、夜ひとりでむせび泣いてしまいそうになるくらいの嬉しさでした。
いろいろな人が見てくれている。すごいよ八重子!
八重子おばあちゃんが作ってくれた出会いのおかげで、不肖の孫はいろいろな人の「思い」を見せてもらえました。
誰かにゆっくり思いのたけを聞かせてもらえる機会なんて、生活している中ではそんなにない。
これまで本や映画の中でしか出会えなかったような、丁寧な心の機微をたくさん見せてもらえました。
すごいね、ブログ、いいね~
 
ブログをはじめてよかったです。
このブログを一度でも見てくれた方、いつも見てくれている方に感謝しています。
 
次の記事は昭和二十六年お正月です!