昭和二十六年 正月十七日
正月十七日木曜 晴
朝はじめて木をつみにいって来た。
今まで休んだのでとてもこわかった。
参拝をしてごはんを食べた。
夜は横屋のおばあさんの所へいってゆっくりお話をして来た。
正月二十日日曜 晴
磯の口開で二人づつ出て
ふのり取りをしてみんなで分けた。
婦人会の役員会で四人いった。
正月二十一日月曜 曇
のりとまつもをとった。
いそから来て学校へ養蚕の演芸会を見て来た。
たいしたよいものでなかった。
しばらくぶりでお客さんがあった。
正月二十二日火曜 曇
今日はみんな出てふのり取りをした。
一ふごづつとった。さっぱりときれいにとった。
米の配給で千五百円。
正月二十三日水曜 曇
二人づつ出て、ひじき刈りをした。
寒いのでひどかった。
小雨がふってきた。
正月二十四日木曜 雨
小泊のおばさんがきてしばらくぶりで泊まった。
電気がこないのでランプをつけた。