十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十六年 四月二十五日

四月二十五日水曜 晴

 今日も妹と二人で桑畑をうなった。
 暑い日でした。
 さしみずもう少し残った。
 青年団はお昼前、いものきつかけにいった。
 
四月二十六日木曜 曇・小雨
 わかめの口開です。
 天気が悪いため、ほしません。
 みんな袋へ入れた。
 すばやへいってお茶のみをして来た。
 
四月二十七日金曜 曇・はれ
 おひる頃わかめをあげて少しほした。
 
四月二十八日土曜 晴
 今日はよいお天気で朝から若布ほしをした。
 正子と和子は石巻へ姉さんの引越にお手つだいにいった。
 
四月二十九日日曜 晴
 いそへいってのり取りをした。
 田へモーターでこやし運びをした。
 二回運んでまに合はせた。
 静かでとてもよかった。
 わかめ売りがいった。
 
四月三十日月曜 小雨
 今日はしばらくぶりの雨でやすみです。
 
 千円の支出(タガ・うどん・納税)