昭和二十六年 八月八日
八月八日土曜 晴
朝は寺の上をとったし夕方は分家のをとった。
八月九日日曜 大雨
朝の中はふらなかったが十時ごろから
風やら雨やら今までなかった。
夜はすっかりはれて居た。
八月十日月曜 晴
朝あななぐちをとった。
私は大根にこやしをかけた。
八月十一日火曜 晴
今日からかつを釣りが出た。
家の船は始めから金で二千円ばかり売った。
八月十二日水曜 曇
朝からすりとりで一日中かかった。
早い分は十六枚桑づけた。
かつを志津川へ三千円代うってきた。