昭和二十六年 九月二十二日
九月二十二日月曜 晴
私はこやしを車につんで馬にひっぱり方をした。
午後から豆ひき、あななぐちをした。
九月二十三日火曜 曇
朝こやしをちらしてべんとうを持ってみんなでうなった。
大きい畠は終わった。
雨がふってきたので早くかえった。
九月二十四日水曜 晴
朝になってはれたので、だいをうなって
はやすみねにきて夕方までうない終わった。
べんとうをもった。
九月二十五日木曜 曇
金肥も、石灰ちっ素一袋、過火酸一俵をあななぐちに使った。
はやすみねは朝日に過りんさんだけ用いた。
蒔き方をした。一斗五升をはやすみねまでもってきた。
九月二十六日金曜 晴
朝に正子とだいをまいた。さき山をべんとうもっていってうない方をした。
大根畠に今日まいた。
九月二十七日土曜 晴
さき山をうなった分をまき方、こやしつけをした。
九月二十八日日曜 晴
さき山をおひる前で終わった。
興惣治叔父さん手つだいにきたのであとはやすみねに小麥をまいた。
夜は相川にいった。
今年は石灰ちっ素三俵、過石一俵、肥料石灰を二袋、
計三千円代買った。
九月二十九日月曜 曇
はやすみねにさつまいも掘りにいって
おひる前したら雨がふってきてやすんだ。
和子ととしみが手つだいにきた。
いもは数二十ばかりとった。