十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十六年 十月二十六日

十月二十五日金曜 曇
 おひるまへは土入、正彦と大根をつんだ。あとかけ方をした。
 つけ物はとてもよいのばかりです。
 かへっておそ蒔きはよいようです。
 
十月二十六日土曜 曇
 今日は学校へ品評会を見にいってきた。
 いろいろ出品されて居た。
 家でも豆をだしたが等に入らなかった。
 妹とすばやでおひるを食べてきた。
 
十月二十七日日曜 雨
 かめの子をぬい始めた。
 しばらく柿たくりでぬい物をしないのでたくさんある。
 
十月二十八日月曜 雨
 今日もぬいかたをした。
 毎日よこやへいってぬいました。
 
十月二十九日火曜 曇
 今日までかかってぬい終わった。
 ちょっきを裁ちました。
 
十月三十日水曜 雪
 今年はじめての雪ふりでとても寒かった。あわびの開口でした。
 にわかに綿入れの支度をしはじめた。