十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十六年 十一月十五日

十一月十五日木曜 曇
 小雨があったのでぬいものをしてやすんだ。
 小野寺魚屋が来て夜おそくまで、するめ買いをした。
 かみあらいをした。
 
十一月十六日金曜 晴
 さくり切りを一人でした。
 妹はしばやへいって土入をした。
 
十一月十七日土曜 晴
 風が始めて吹いたので寒くて家の仕事をした。
 妹が前山へ土入にいった。
 
十一月十八日日曜 晴
 はやすみねの残りをこやしかけをした。
 正彦にてつだってもらった。寒くてひどかった。
 
十一月十九日月曜 曇
 料理の講習で中学校でならった。
 栄養師の先生は保健所からお出でになって
 とても有益なお話と実習でした。
 先生の指導をこれからの生活に大いに取り入れて実習にうつしませう。