十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十六年は1951年

 

今日は日記ではありません~

八重子おばあちゃんの日記では春まっさかり、

のりぶつに学校行事に忙しそうな毎日です。

 

昭和二十六年は1951年。

60年後、東日本大震災が起きました。

 

2011年3月11日の津波で、

小指ではほとんどの家屋が流されました。

 

常日頃の避難訓練により、津波が来たときには

みな高台にある運動場へ避難していたそうです。

家族の避難を見届けた後、壮年の男性達は、

船を守るために、津波に向かって沖へ船を出したそうです。

 

小指で家を守る叔父達が、3月11日からの話を語った記事があります。

http://kino-ie.net/act_041.html

職人がつくる木の家ネット『3.11から1年石巻北上のこれから』という記事です。

(--12月20日リンク方法変更しました--)

 

2011年3月11日の地震と津波が起きた後、

私は自分達が生活する事にしか注力できず、

母と一緒に小指を訪れることができたのはこの年の秋も深まってからでした。