昭和二十六年 八月一日
昭和二十六年 七月二十二日
激写~八重子日記
突然ですが・・・
これが八重子の日記だ!
所定の日付欄を無視して、びっしり詰め詰めに書いてあります。
写真のアップってこうやるんですね。
これからはわからない漢字があったら写真を載せてみよう。
昭和二十六年 七月十九日
七月十九日火曜 晴
今日はやっと家へかえった。
十五日ばかり石巻に居た。
五千円ばかりかかった。
ほし草刈りでお手つだいが来て終わった所でした。
天気つづきでとてもよいあんばいでした。
七月二十日水曜 晴
朝雨がふったのではやすみねへ大根まきにいってきた。
まちにまった大根まきもやっとした。
お墓まいりにさき子と厚子と三人でいってきた。
虫ぼしをした。
七月二十一日木曜 晴
すすはきをして、養蚕の準備をした。
昭和二十六年 七月六日
七月六日火曜 晴
今日は手を五日ばかりそのままにしておくので
家へかへった。
七月七日水曜 晴
さき山を二ばんした。
豆は日でりで、やっとおがって居た。
七月八日木曜 晴
朝さしみずへほし草を刈りにいってきた。
はやすみねに草取りにいったが、いもが枯れそうで
桑畑を草取った。
七月九日金曜 晴
二回目石巻へ行った。
先生があらいので、子供が泣くのでほんとに困った。
手はとてもひどかった。
七月十日土曜 晴
手入れ代前の日は七百二十円、今日は七十円取った。
昭和二十六年 七月一日
七月一日木曜 晴
やき山いも堀りをした。
ずいぶん大きくてよろこんでほった。
向ふの畠三枚から十九でた。
こちらから十一でた。
土も毎日の天気つづきでかんそうしてとてもよかった。
七月二日金曜 晴
いもほりをした。
はやすみねから二十ばかりでた。
七月三日土曜 晴
若布の開口でした。
お天気がよくてなによりでした。
七月四日日曜 晴
若布の口開でほし方をしないから、午後から妹と
あななぐち二ばんにいった。
七月五日月曜 晴
石巻へ達夫を連れて手を手術をした。
とても姉さんと二人でひどかった。
子供に泣かれて涙を人知れづ流した。
七月六日火曜 晴
今日は手を五日ばかりそのままにしておくので
家へかへった。