昭和二十六年 十月二十六日
昭和二十六年 十月二十日
十月二十日日曜 晴
さしみずの桑畑をうなった。
福三郎にすけられた。
十月二十一日月曜 晴
すばやの豆うち。
私たちはもときりをした。
十月二十二日火曜 晴
よい天気でとても暖かでした。五人して豆うちをした。
三俵やっと取った。早く終わって夕方大根ひきをした。
十月二十三日水曜 晴
せんたくをしてからへらなを洗った。
夕方までかかった。
十月二十四日木曜 晴
朝に土入れにはじめていった。
けいやくでゆっくりやすんだ。
相川へ婦人会の品評会に出品物を会長宅にもって行って来た。
昭和二十六年 十月十四日
十月十四日月曜 晴
智恵子の家に豆うちに正子がいった。
私は青豆を一斗二升ばかりうった。
たこつりは今日もいった。二日で二千円以上つった。
十月十五日火曜 雨
雨ふりで一日ぬい物をした。もんぺのつくろいをした。
十月十六日水曜 晴
石巻から玉ねぎの苗がきて五百うえた。
午後から柿おとしみんなで三十ばかりとった。
すばやへ女の子が生れた。
十月十七日木曜 晴
やき山のいも畠をうなった。
二人で一日かかった。
十月十八日金曜 小雨・はれ
柿よりをした。家の仕事 まゆ勘定。
十月十九日土曜 晴
前山の大根ひき、へらなをひいた。
洗ってほした。
おそく蒔いたけどよい大根です。
昭和二十六年 十月八日
十月八日火曜 晴
今日もあわびの口開でした。私と妹は桑畑うなひをした。
はやすみねをおひるまえできめてあと稲を全部いれた。
十月九日水曜 曇
今日は稲こきをした。
朝支度してごはんをたべてから始めた。
八俵こいた。和子に手つだいをもらった。
十月十日木曜 曇
今日は朝からはじめた。十俵こいた。
福三郎、ちえ子、和子にすけられた。
十月十一日金曜 晴
今日で三日こき方をした。
みんなに手つだっていただいて夕方まで全部終わった。
みんなで二十三俵とった。今までよりよいので一番とったぶんです。
十月十二日土曜 晴・曇
今日は柿おとしをした。さしみずは今までにない位なった。
入れもので十四ばかりおとした。
十月十三日日曜 晴
はじめて(たこ)釣りにいったので、おとうさんに柿おとしをしてもらった。
今日は十一車につんできた。
昭和二十六年 十月一日
十月一日火曜 曇
おひる前やすんであと前山をうなって蒔いた。
和子にすけられた。
十月二日水曜 晴
いも畠をうない終っておひる前で蒔きおえた。
あとなたねを植えた。
十月三日木曜 曇
小間屋の庭をコンクリートにした。一日できまらなかった。
セメント三袋使った。
十月四日金曜 くもり・雨
今日おひるまえまでかかってすっかり終わった。
留春叔父さんに今日もてつだってもらった。
十月五日土曜 晴 (十一月三日 文化の日)
夜までひどい雨でしたがすっかり晴れてせんたく物をした。
夕方は石巻の叔父さんがきて、岩井さんと二人それに
千葉運転士さんとで大にぎわいでごちそうをした。
十月六日日曜 晴
やき山へ豆ひき、あづきもぎをした。
十月七日月曜 晴
あわびの口開でした。
風のためとれなかった。
達夫のたん生祝いを心づくしでした。