昭和二十六年 九月十六日
昭和二十六年 九月十日
昭和二十六年 九月六日
昭和二十六年 九月一日
九月一日月曜 晴
まゆかきをした。
伯母さんと千代子だけでした。
九月二日火曜 晴
今日までぬき終へた。
夜は少しけばとり機でよわりをした。
私は婦人会のおどりのけいこで中学校へいってきた。
九月三日水曜 晴
まゆの出荷で相川渡しで大指がさきにした。
家では四十貫ばかりとった。
七十五瓦はいて四十メだと五メから少しこへたばかりでした。
作柄は悪い方でした。
今日までの苦労も一と安心といふ所でした。
夜は勘定でまゆ金は五万円ばかりとった。
九月四日木曜 晴
村のこんぶとりで、家では、はせこしらえで
作兵エおぢさんと二人でした。
私がほし方にいった。
九月五日金曜 曇
雨模様ですが稲刈りに十人でモーターでいった。
だんだんはれてとてもよかった。
夕方は波でひどかった。
昭和二十六年 八月二十五日
昭和二十六年 八月二十一日
昭和二十六年 八月十四日
八月十四日金曜 晴
天気はよくなって桑取りにはとてもよかった。
さき山とさしみずにいった。
今日も桑づけた。
八月十五日土曜 曇
おひる前はやき山をとった。
十本以上出来た。
午後ははやすみねへいった。
夕方雨がふって早く来た。
八月十六日日曜 雨
雨ふりでひどかった。
でもはれ間を見てたいしてぬれて居なかった。
あがとをとった。
八月十七日月曜 晴
はれ上がって助かった。
あななぐちをとった。
あとはやすみねをとった。
もち米を配給にいってきた。
八月十八日火曜 雨
はれ上がってからはやすみねをとった。
雨もはれ間があってよかった。
八月十九日水曜 晴
はやすみねをとった。
全部で二十本位出来た。
八月二十日木曜 晴
さしみずを今日から始めた。
男の人達も海をやめたので桑取をした。
少し口ぴきをした。
今年は十日位でひき始めた。
枚数は二百三十枚ばかりあった。