昭和二十五年四月..の前に。
農作業で忙しい時期だったのでしょうか、日記は少し日付が空いています。
次の記述は四月上旬になりますが、
その前に八重子おばあちゃんに関する少々の捕捉を・・・
八重子は、分家から養女に入り本家を継ぎました。
実父母や弟妹たちもごくごく近所に暮らしています。
最初の夫は戦死、後に隣集落の小泊(こどまり)から二度目の夫を迎えています。
この当時、三人の子供達がいます。
小学生の男の子、二歳の女の子、一歳の男の子。
この日記は、次男出産後まもなく書き始められました。
ところどころに鉛筆の線がぐちゃぐちゃとひかれている箇所もあり・・
赤ちゃんや、お母さんのまねをしたい小さな子供に囲まれながら
時間を見つけて書き綴った日記だと思っています。