十三浜小指-八重子おばあちゃんの日記

十三浜小指は宮城県石巻市にある小さな集落です。八重子は大正8年(1919)生まれ。昭和24年(1949)12月から始まる日記。

昭和二十五年 十二月十二日

十二月十二日金曜 晴
 しづかなよい天気でした。
 多喜子のよろこのご祝儀をした。
 盛大にすごした。
 
十二月十三日土曜 曇
 婦人会ののりを集めた。
 三百九十枚で七十円の割
 (※1)百枚(※2)百枚(※3)百枚
 (※4)二十枚(※5)(※6)四十枚
 (※7)三十枚
 ※1 会の上部分に”二”という字
 ※2 司の中身が”夕”という字
 ※3 司の中身が”万”という字
 ※4 漢数字十の丸囲み文字
 ※5 司の中身が”十”という字
 ※6 会の上部分に”十”という字
 ※7 会の上部分に横線一本縦線二本交わっている(”サ”に似てる)字
 
十二月十七日水曜 晴
 五日ぶりでやっとなぎたので、魚はだいぶなびた。
 今までよりとれて、印を立てて来た。