昭和二十五年 十二月十八日
十二月十八日木曜 晴
二十メばかり取った。
二日ぶりで百メばかりとった。
紙うりさんが来て泊まった。
十二月十九日金曜 晴
魚は三メ目ばかりしかとらない。
正子と二人ですぎぱ拾いをして来た。
新聞代 二百円
醤油代 三百円
クツ代 百三十円
見まい 百円
計八百円支出
十二月二十日土曜 晴
よいなぎですがさっぱり魚はとれませんでした。
しきなひきをした。
千代子へ手紙をやった。
十二月二十一日日曜 晴
しづかな暖かな日和なのですすはきをした。
とてもよくかたついて気持ちよい。
魚二十メばかり相川へ売って来た。
夜は豆入りをしておいしくたべました。